保守点検の内容
浄化槽は、微生物の働きによって汚水を処理するため、し尿の量や様々な生活雑排水によりその機能を十分に発揮できない場合があります。
弊社では、浄化槽を正常にお使いいただくために、保守点検では主に、次のような作業を行います。
浄化槽周辺の状況を点検
- 浄化槽周辺の臭気の有無
- 異常な雑音(ブロワーなど)の有無
- 浄化槽および付帯設備周辺の地面の陥没あるいは盛り上がりの有無
- マンホール蓋の密閉状況や破損状況の確認
付帯設備の点検
- 洗浄水量、送排気管の状況
- 配管系統の状況
一次処理槽の点検
- スカムの発生
- 汚泥の堆積状況
- ガス・臭気の発生
- 衛生害虫の発生
二次処理槽の点検
- ばっ気の状況
- 発泡・臭気の発生
- 生物膜の付着状況
- 浮遊汚泥の発生状況
- 逆洗による汚泥のはく離状況
- はく離汚泥の移送状況
沈殿槽の点検
- スカムの発生
- 衛生害虫の発生
- 越流の均一性
消毒室の点検
- 消毒剤の充填・接触状況
付帯機器の点検
- ポンプ、ブロワー(送風機)などの状況
前回までの点検、清掃記録と比較し、結果を検討した後、保守点検結果を記録し、浄化槽の状況を設置者に説明します。