浄化槽事業
小型合併処理浄化槽設置工事
一般的な家庭槽の浄化槽設置工事の工程をご説明します。
着工前
工事に着手する前に設計図を基に現地調査、測定などを行います。浄化槽本体の搬入経路や道路幅等の完全確認も行います。
掘削工事
通常、重機などを用いて地盤を掘削し、土質によっては地盤の崩壊を防ぐために土留め工事(矢板工事)も行います。地下水が発生した場合はポンプで強制排出(水替え工事)も行います。
基礎工事①
掘削した地盤に砕石(6号砕石 約5-13mm)を敷きつめます。
基礎工事②
敷きつめた砕石を転圧し、つき固めて地盤を安定させます。
基礎工事③
つき固めた砕石の上に底版コンクリート(完成品)を設置します。その際、底版コンクリートの表面が完全に水平状態になるように微調整します。
浄化槽本体
浄化槽メーカーから現地に納品された浄化槽本体の型式や附属設備等を確認し、ひび割れなどの瑕疵を目視にて検査します。
本体据付工事①
底版コンクリート上に浄化槽本体を設置し、浄化槽の埋設位置が設計図通りの位置になるよう微調整します。
本体据付工事②
設置した浄化槽の水平状況を確認し、浄化槽内に規定の水位まで水張りをします。
埋め戻し工事
浄化槽内に規定水位まで水張り後、浄化槽のまわりに土砂を埋めます。浄化槽の水平状況も確認しながら、埋め戻した土砂を水締めします。
埋め戻し完了
浄化槽本体を所定の位置に設置できました。
スラブコンクリート工事①
浄化槽の前後配管やブロワの空気配管を接続して、本体上部に設置したアジャスターを仕上がりの高さに調節し、鉄筋を格子状に配置してコンクリートを打設します。
工事完了①
浄化槽工事の完了です。
(この現場は駐車場仕様の為、自動車を駐車した際にタイヤがマンホールに乗らないように設置しています)
工事完了②
浄化槽本体と仕上がりの高さは保守点検や清掃作業が容易に行えるように最大300mm以内で設置します。
工事完了③
浄化槽本体に空気を送るブロワです。出来るだけ浄化槽本体に近い位置に設置するようにします。