環境事業

下水管・排水管の調査・補修業務

整備された下水道管渠で生じる様々なトラブルを解決し、耐用年数以上に延命を図るためには適正な維持管理が必要です。適正な維持管理は、管渠の閉塞防止による流下能力の改善や管渠損傷の修理、管渠の破損による陥没事故防止、堆積物による公共用水域の水質悪化の防止、など下水道システムの機能効率を高めると同時に管理コストの削減に寄与するものです。

作業にあたっては、テレビカメラ車を使用し、掘削の手間を省いて管渠内の破損箇所を発見します。そして、半永久的な止水と補強工事を迅速・確実に行う「スナップロック工法」「※マグマロック工法NGJ」などの画期的な工事システムを導入して、浸入水防止や管破損補修作業、管渠の耐震化、長寿命化を進めています。フレインでは人員・時間・コスト面での節約に優れた非開削補修工法を研究し、これまでにも数多くの施工実績を上げています。

マグマロック工法NGJ日本スナップロック協会

マンホールに接続する本管部の構造は、縦型に配置したマンホールと横に配置した本管を接続し、モルタルで一体化に固定してあるため、地震等の大きな荷重を受けたときにこの部分に被害が集中することが知られています。

本工法は、マンホールに接続する管渠の一部に予め目地とマグマロックを取り付けておき、地震やその他の原因により許容を超える大きな衝撃を受けたときに、その衝撃を目地に誘導させ、ひび割れを発生させることにより衝撃を吸収し、他への影響を最小限に抑えることを目的としています。

目地に沿ってひび割れが発生した箇所には、予め取り付けたマグマロックが管内への地下水や土砂の流入を防止します。施工は全て管内作業であり流水状態でも確実な施工が出来る、マンホールと管渠の接続部を対象とした耐震化工法です。

下水管・排水管の清掃及び貫通業務

公共の下水管中や一般家庭の雑排水管（台所・風呂場等）、汚水管（水洗トイレ）、雨水管内に混入した土砂や異物を除去する清掃が主な業務です。実際の作業にあたっては、施設の配管図を入念に読み取り、管の大小口径や種類を把握したのちに、管を破損しないように細心の注意を払いながら高圧洗浄車によってスピーディーかつ確実に清掃処理を行います。とりわけフレインは単なる清掃・貫通作業だけでなく強力吸引車によって、除去した汚泥の運搬処分まで行っているのが特徴です。大規模マンションのような集合住宅の洗面器、流し、浴槽、便器、雨どいなどの排水設備は近代化・複雑化する一方です。これに対処すべく、私たちは公共下水道や私設管の機能を高めるために最新知識の習得と技術の研鑽に励んでいます。

水路・池沼の浚渫

産業廃棄物の収集運搬・中間処理業務

雑排水槽等清掃

雑排水槽などの排水槽は、貯留する水の特性上、清掃・点検を怠ると環境衛生上重大な事故に繋がる可能性があります。
フレインでは排水槽の清掃作業は、高圧洗浄車による槽内の洗浄と、堆積した汚泥の強力吸引車による引き抜きにより行います。引き抜いた汚泥は廃棄物の処理及び清掃に関する法律に従って適正な処理を行います。
清掃・点検を行うことで排水ルートが衛生的に保たれ、設備の保全にもつながります。

貯水槽清掃

ビル・マンション等の給水設備は、建物の所有者または施設管理者が管理することになっており、安全で衛生的な水を利用者に供給するために常に清潔に管理しなければなりません。
容量が10立方メートルを超える貯水槽は、水道法で簡易専用水道として年1回の清掃と定期点検が義務付けられています。
また、小規模な貯水槽（容量が10立方メートル以下）でも水道法に準じた管理が努力義務として推奨されています。
貯水槽の清掃は水槽壁面の掃除や内部の消毒などを行うものですが、清掃は「建築物における衛生的環境の確保に関する法律（建築物衛生法）」に基づく知事登録を受けた「建築物飲料水貯水槽清掃業者」に依頼することが望ましいとされています。
当社は香川県知事登録を受けた建築物飲料水貯水槽清掃業者であり、貯水槽の清掃を通じて安全でおいしい水を供給するのがフレインの大切な役割です。
また、居住者の健康を左右する飲料水を扱う意味で作業員の衛生管理にも十分に気を配っています。

貯水槽清掃作業手順

グリストラップ清掃

グリストラップとは厨房からの排水や残さを一時溜めておく装置です。
フレインでは強力吸引車により堆積した汚泥を吸引し、グリストラップ内を洗浄しています。これにより害虫や悪臭の発生をおさえ、排水管の詰まりによる厨房への逆流を防止することができます。
また、グリストラップ清掃時に排出される汚泥は産業廃棄物として、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に従って、適正な処理を行っています。

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